日本語学校での生活

ベトナム人留学生たちの通う日本語学校は様々です。
基本的にどの学校の生活も楽しそうに見えます。

もちろんクラスにはベトナム人だけでなく、中国人、韓国人、ネパール人など
他国の生徒もいますが、圧倒的にベトナム人が多いそうです。
二十歳そこそこで日本語もろくにしゃべれない状態での来日になるので、同国人が多ければ心強いと思います。

年間でオリエンテーション、学園祭、旅行、ハロウィン、クリスマスなど楽し気なイベントもたくさんあります。大体、夏になると浴衣を着るイベントがあり、会社で画像を見せてくれます。

そんな感じで二年間過ごすわけですが、日本語と日本の文化については表面上のことを教わるだけで、本当に身に付くのはやはりアルバイトを通じてのような気がします。

学校ではテスト前に暗記すればそれで合格しますが、仕事では自分からどんどん日本語を覚えて行かないと時給も上がりませんし、クビになってしまうこともあります。
うちに来た子たちも、仕事の内容に特化した日本語に関してならペラペラになります。
そこから応用して日常会話に役立ててもらいたいのですが、仕事以外の単語なんかを覚えるかどうかは本人次第です。
昔働いてくれていた子で才女がいました。来日時はあいさつ程度しか出来なかったのに、一年生の終わりには学年トップになっていました。その子は仕事の休憩時間もスマホに新しく覚えた単語をメモしたり、昼御飯のときに日本人社員からダメ出しされていたり、毎日の積み重ねで上達したのだと思います。

反対に一年経ってもちゃんと意思疎通出来るレベルまで上達しない子も多いです。大抵は学校で居眠りしているのだと思います。学校でもアルバイト先でも同国人が多いと何でも人任せになって、自分では日本語を覚えなくなってしまうのです。先のことなどあまり深く考えていないのでしょうが、だらだらと観光気分で二年間過ごすのと、必死に二年間がんばってみるのとでは将来に大きな差が出ると思います。

最近は就労目的の留学生が激増し、その元凶となっているのが現地のブローカーと日本語学校であるなんて記事をよく目にします。ブローカーに関しては直接会ったこともないですが、ベトナム人はまず同国人を騙すなどという言葉もあるくらいですから、甘い言葉で勧誘しているのでしょう。留学生同士は仲がいいですが、ベトナムで社会人としてやって行くには騙し合いも多く、都市部では金、金、金となっていて働きたくないとこぼしていた子もいます。帰国した子の中には、今度は自分が斡旋する立場になって収入を得ている子もいるようです。それが悪徳なのかは分かり兼ねますが、今のベトナムの若者の原動力がお金なのはひしひしと感じます。日本の若者は必ずしもお金が第一ではなくなっています。将来、ベトナムがもっと裕福になったら、同じような流れになって行くのかは興味深いです。

日本語学校は基本的にあまりに出席率や成績がひどくない限りは全員卒業させて、次の専門学校や大学進学まで面倒を見てくれます。これは退学者が多いと入管に目を付けられてしまうかららしいです。進学に関しては本人の自己責任の部分も多いのですが、卒業後も何かと相談に乗ってくれます。今後もまだまだ留学生は増えると思われます。日本語学校経営はビジネスとしておいしいのでしょうが、もう少しスパルタにした方がいいのではないかと個人的には思います。